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2021.03.02

ジャパニーズウイスキーフェスティバル 2021 開催中止のお知らせ

2021年3月2日

ジャパニーズウイスキーフェスティバル実行委員会

拝啓 時下ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
 4月24日、25日に予定していた「ジャパニーズウイスキーフェスティバル2021」を中止とする決定をいたしましたので、ここにご案内申し上げます。

 「ジャパニーズウイスキーフェスティバル」は本来であれば2020年に第1回を開催する予定でしたが、当時新型コロナウイルスが猛威を振るう中、延期そして開催を断念せざるを得ませんでした。今年こそはとさまざまな対策を練り、ギリギリまで開催に向けた議論を重ねてきましたが、参加者、出展者の皆様が安心して来場することができないと考え、開催を中止するほか無いとの結論に至りました。
 今年1月には緊急事態宣言が再度発出され、関東では現在も継続されています。緊急事態宣言が解除されたとしても、この状況で無理を押してイベント開催しても混乱を招いてしまうかもしれません。多くの皆様よりイベント開催の御要望をいただく中、二年続いて中止の案内をお送りすることになり、申し訳なく、また大変残念に感じております。

 この一年以上、例年通りのウイスキーのイベントの開催が難しくなっているいま、私達も旧来とは異なる手法を採るべきだと考えます。
 当フェスティバル運営を行うウイスキー文化研究所では、完全オンラインイベントにも挑戦いたします。4月1日を「ジャパニーズウイスキーの日」として、全国一斉乾杯イベントを開催いたします。この新しい挑戦も応援いただければ幸いです。イベントは無料でもご参加いただけますが、クラウドファンディングで、乾杯セット付のリターン等もご用意しております。
https://camp-fire.jp/projects/view/385553

 また、『ウイスキーフェスティバル大阪2021』は遠隔地でもあり、細やかな対策が難しいと判断し、開催中止といたします。
『ウイスキーフェスティバル東京』につきましては本年11月開催に向けて、対策等を検討して参ります。

 来年以降、状況が十分に落ち着いた際には、あらためてジャパニーズウイスキーフェスティバルを企画し、盛大に開催したいと考えております。その時はどうぞよろしくお願いいたします。

敬具

 

2020.04.24

大阪フェス 2020・開催記念ボトル第1弾、「ベンリネス」「カリラ」を発売

 6月7日(日)に開催を予定していた「ウイスキーフェスティバル 2020 in 大阪」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響を受け中止となりました。
 イベント自体は中止となってしまいましたが、開催当日に限定販売を予定していた全3種類の「開催記念ボトル」は、弊社に届いたたものから順次、開催予定日よりも前倒しして、ウイスキー文化研究所オンラインショップにて販売いたします。
 この機会にぜひ、ご自宅でゆっくりとウイスキーをお楽しみください。

まずは第1弾として、「ベンリネス」「カリラ」の2種類を4月27日(月)12:00(正午)より販売開始します。
ラベルに使われている印象的な写真は、ウイスキー評論家・土屋守の原点である、
40年前のチベットの旅で撮影されたものです。


今回、ラベルの写真にちなみ、大阪フェス2020・開催記念ボトル「ベンリネス」または「カリラ」を
お買い上げいただいた先着100名には、土屋守初の写真集、
『天空の國、ラダック・ザンスカール』をプレゼントいたします!

本書には、2本のボトルに使われているのと同じく土屋が撮影したチベットの写真が
多数収められています。
ぜひオリジナルボトルと併せてお楽しみください。

 ※写真集プレゼント企画の対象ボトルは「ベンリネス」「カリラ」の2種類のみです。
 ※「ベンリネス」「カリラ」の両方をお買い求めいただいた場合、また、それぞれを2本以上
  お買い上げいただいた場合でも、写真集はお一人1冊とさせていただきます。
 ※写真集はボトルと別送となる場合がございます。
 ※本プレゼント企画は発売より1ヶ月の期間限定で行います。
 ※予定数になり次第終了とさせていただきます。

BENRINNES 2008 11YO
(ベンリネス)

<ボトル解説>
 ベンリネスはスペイサイドの山の中腹に1826年に創業した蒸留所で、スペイサイドで一番高いベンリネス山(標高840メートル)から、その名が付けられた。現在はディアジオ社の系列で、オフィシャルボトルはほとんどリリースされていない。わずかに「花と動物シリーズ」のボトルが知られるくらいだ。ベンリネスはモートラック同様、“ディアジオの異端児”と言われる蒸留所で、モロミの一部を3回蒸留する独特の蒸留システムで造られている。99%がディアジオのブレンド用で、シングルモルトとして出回るのは1%にも満たない。一切、見学を受け付けておらず、そういう意味ではディアジオ29蒸留所の中でも、特異な存在となっている。
 このベンリネス2008年は、ボトラーズが持っていた樽からボトリングされたもので、使用している樽はリフィルのホグスヘッド樽。モートラック同様、リッチでスパイシーな香味を持ちながら、よりスペイサイドらしいエレガントで、フルーティーな良さが強調されている。グラスから立ち昇るアロマを嗅いでいると、ベンリネス山の豊かな自然、春先のハリエニシダや、夏のヘザーの香りが蘇るかのようだ。まさにマウンテンデュー(山の露)といえる一杯だ。

<アロマ>
熟したバナナ、パイナップル、マスクメロン。フルーティーかつフローラルで、ハニーサックルやハリエニシダ、ヘザーの香りが漂ってくる。バタースコッチ、ショートブレッド、和三盆。

<フレーバー>
スイートで、旨みが凝縮されている。複雑でスパイシー。余韻は中程度で、スパイシーに切れ上がる。

<総合>
リフィルのシェリーホグスヘッド樽か…。まるで森林浴をしているよう。マウンテンデュー。

蒸留:2008年
瓶詰:2019年
容量:700ml
度数:54.3%
カスクタイプ:ホグスヘッド

販売価格 9,350円(税込)

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CAOL ILA 2008 11YO
(カリラ)

 今回、大阪フェスで選んだオリジナルラベル2本のうちの1本。ベンリネスがスペイサイドモルトの良さが出ているモルトだとすると、このカリラはアイラの良さが凝縮されている。カリラは1846年に創業した蒸留所で、現在はディアジオ社の所有。生産能力は年間650万リットルとアイラ最大。ラガヴーリンやラフロイグと同じ、フェノール値35ppmの、ポートエレン製麦芽を使っているが、ピーティでスモーキーなアイラモルトの特徴を、もっともよく表しているのが、このカリラ。ボディは中庸で、使用する樽もリフィルの使い古したものが多いせいか、色が薄く、ダイレクトにアイラモルトの特徴を感じることができる。このカリラ2008年も、リフィルのホグスヘッドで、元々バーボンカスクと思われるが、カリラらしさが表れている。シングルカスクのカスクストレングスが味わいたければ、まさにピッタリの1本だ。

<アロマ>
スモーキーでピーティ。焚き火の燃えカス。穏やかな潮の香り。ややアーシーで、かすかなタールも感じる。海辺で一人、焚火をしているかのよう…。

<フレーバー>
スモーキーだがスイートで、スパイシー。ミディアムボディ。甘・辛・酸のバランスがとれていて、カリラらしいカリラ。

<総合>
一人キャンプのお供に。ホーローかチタンのマグカップで、飲むのもお薦めか。

蒸留:2008年
瓶詰:2019年
容量:700ml
度数:58.2%
カスクタイプ:ホグスヘッド

販売価格 10,450円(税込)

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