◎ オリジナルボトル第2・3弾「マノックモア」・「グレントファース」
フェス・オリジナル記念ボトル第2弾は「マノックモア」・「グレントファース」。
東京フェス、オリジナル記念ボトルの第2弾。今回はスコッチの2本を紹介します。
マノックモアはスペイサイドのエルギン南郊、グレンロッシー蒸留所の第2蒸留所として、1971年にDCL社によって建てられました。ポットスチルや仕込みなどはグレンロッシーとほぼ同じですが、グレンロッシーのスチルには精留器が付けられているのに対し、マノックモアには付けられていません。
これはボトラーズのADラトレ―社が東京フェスのために瓶詰めしたもので、2007年蒸留の12年物。シングルカスクのカスクストレングスで、バーボンホグスヘッド樽からのボトリングです。グレンロッシー同様、ヘイグの原酒で、シングルモルトとして瓶詰めされるのは、そう多くはありません。OBは「花と動物シリーズ」しかなく、ラベルにはクマゲラの姿が描かれています。スペイサイドらしい華やかな風味が特徴で、和三盆のような上品な甘さがあり、隠れたファンがいます。
グレントファースもスペイサイドモルトで、キース郊外のマルベンの地に、ジェームズ・ブキャナンによって1898年に建てられました。もともとブラック&ホワイトの原酒用でしたが、後に英王室専用のザ・ロイヤルハウスホールドのキーモルトとなっています。現在は、ディアジオ社ではなく、ペルノリカール社傘下で、同社の旗艦蒸留所のひとつ。バランタインやシーバスの原酒を造っています。
これは1992年蒸留の21年物で、おそらくザ・ロイヤルハウスホールドの原酒用にと樽詰めされたものです。長期熟成のスペイサイドモルトがもつフルーティでスイート、バランスに優れた佳酒となっています。リフィルのホグスヘッド樽からの瓶詰めで、これを飲むとスペイサイドの良さが実感できます。ラベルは「駒ヶ岳2012 7yo」同様、土屋の「天空のチベット・シリーズ」が使われています。1981年3月に撮影されたインドのザンスカール地方の子供の姿です。
MANNOCHMORE 2007 12YO
(マノックモア)
蒸留:2007年6月20日
瓶詰:2019年7月29日
カスクタイプ:バーボンホグスヘッド
度数:55.4%
容量:700ml
通常10,450円(税込)のところ
フェス特価 9,000円(税込)
GLENTAUCHERS 1992 21YO
(グレントファース)
蒸留:1992年9月
瓶詰:2014年8月
カスクタイプ:ホグスヘッド
度数:57.1%
容量:700ml
通常20,900円(税込)のところ
フェス特価 19,000円(税込)